CEInfinite タンパク質自動
分取 iCIEF システム
タンパク質のチャージバリアントを同定する需要が膨大かつ緊急なことが多いので、Advanced Electrophoresis Solutions Ltd. は CEInfinite タンパク質自動分取 iCIEF システムを開発しました。
なぜCEInfiniteを選ぶのか?
キャピラリー内径変換技術
当社独自開発のキャピラリー内径変換技術(Capillary Diameter Transfer Technology、CDTT*)により、タンパク質のチャージバリアントを高分解能で分取精製することが可能となります。タンパク質がそれぞれの等電点で濃縮されてから、移動プロセスが始まり、濃縮されたタンパク質異性体が移送キャピラリーを経て、分取容器に押し出される。 これは、iCIEF の全カラムイメージング検出 (WCID) により、リアルタイムで画面上に観察されます。一方、一点で検出 する従来のCIEF ではこのようなリアルタイム観察ができません。
移動プロセスで、電場が引き続き分離キャピラリーに印加されるので、CDTT は、pI の僅かな違いで濃縮分離されたタンパク質の異性体をより狭い移送キャピラリーへ送り込んでからも高純度、高分離分解能を維持します。
アメリカ特許10935519
4 mg/ml NISTmAb の移動過程でタンパク質の分離能が維持された。
すべての分離成分(フラクション)の iCIEF プロファイルのスタックで、フラクション純度は 90% 以上になります。
仕様
検出モード | 全カラムsCMOSイメージング技術 |
試料数、容量 | 84+3バイアルトレー、96ウェル板 |
試料トレー温度 | 4 - 40 °C |
シリンジ容量 | 250 µL |
装置重量 | 40 kg |
検出ダイナミックレンジ | 250 (0.004 – 1.0 AU, 280nm) |
印加電圧範囲 | 0 – 3000 volts (連続調整可能) |
サンプルスループット | 1時間12回の試料注入が可能 |
実験温度 | 15 - 35 °C |
湿度 | 20 - 80% RH |
電源の電圧と周波数 | 100/240 VAC, 50 - 60 Hz |
露光時間 | 0.02 – 99.9 ms |
ADC最大値 | 16386 AU |
操作モード | 手動か自動 |
検出雑音 | 280nmで0001AU以下 |
分離するpI範囲 | 2.1 – 11.1 |